ハートビートシステムズがつくる生産管理システム

一口に生産管理システムといっても、製造業において100社あれば100通りの製造工程があるように、 それを管理するシステムも多岐にわたります。
製造業は他業種と比べると業務が複雑で、会社によって業務のすすめ方、管理の仕方が大きく異なります。
・量産メインなのか単品・試作メインなのか。
・組み立ての要素もあるのか、加工だけなのか。
・受注生産メインなのか、見込生産メインなのか。
・部品表(BOM)の概念が必要か。
・顧客から内示や中長期的な生産計画の提示はあるのか。精度はどうなのか。
・資材は支給なのか、自社で手配するのか。
・資材の発注量は在庫状況などから自動で算出するのか。(MRPの概念が必要か)
・トレーサビリティはどのようなレベルまで必要なのか。
そのため、システムを導入するにあたっても難易度が高く、特にパッケージソフトを入れようとしても なかなか自社の業務にフィットせず、パッケージソフトをカスタマイズしてもなかなか活用しきれない。
中小製造業においては、このようなケースが散見されます。
ハートビートシステムズが構築する業務管理システムは、まずは貴社の生産プロセス・特性に合ったあるべき業務フローを描き、それに沿ってシステムを構築いきます。
また、通常は、システムをある程度完成させてからマニュアルを作成しますが、ハートビートシステムズではシステムよりもマニュアルを先行させて作成していきます。
もちろん、生産計画~指示~作業・外注・検査~出荷といった生産管理を軸としながらも、受注、請求、入金、売掛管理といった販売管理、あるいは原価計算などの機能も持たせ、 全社的な統合業務管理システムとして活用することも可能です。
データのインポート、エクスポート、帳票出力についても、様々な書式に対応可能です。
また、GoogleDrive連携オプションをご利用の場合は、貴社の指定する所定のGoogleDrive上のフォルダとの間で、図面や作業指示書などのファイルを連携させることができます。
貴社のあるべきDX(デジタルトランスフォーメーション)を描き、実現します。ぜひお問い合わせください。

BOMとMRP

「BOM」とは、Bill Of Materials の略で、部品構成表などと訳されます。
製品を構成する部品が、それぞれいくつ必要か、あるいその部品がどの工程で必要となるかを表したデータであり、中間品を考慮すると階層構造になります。

BOMの例

上記を例では、ある製品を1つ生産するのに
・テスト中間品1  : 1
・テスト材料004 : 5分の1
・テスト材料005 : 2
が必要であることを表しています。

また「テスト中間品1」は
・テスト材料001 : 1
・テスト材料002 : 2
・テスト材料003 : 1
から構成されています。

このようなBOMのデータを持つことにより「MRP」が可能となります。

MRPによる手配

「MRP」とは、Materials Requirements Planning の略で、資材所要量計画などと訳されます。
生産計画から、前述の「BOM」によって「何が、いつ、いくつ必要か」を算出し、それをもとに必要な部品の発注などの手配を行います。

業務フローの例

様々な受注・生産形態に対応可能です。
・顧客支給品の加工
・部品表(BOM)を使って資材を手配しての量産品製造(MRP含む)
・受領図面から必要資材、必要工程を算出しての単品製造
「自社の受注・生産形態はシステム化は難しいかも」と思っても、一度ご相談ください。

支給材加工の例
支給材加工の例
単品製造の例
部品表(BOM)を使って資材を手配しての量産品製造の例(MRP含む)
量産品製造の例

生産管理以外の機能

生産管理は、基本となる「生産計画 ~ 手配 ~ 生産 ~ 検査 ~ 完成」の業務が軸となり、付随して原価計算や品質管理などを行うことが一般的ですが、 以下のようなことも可能です。
・「受注管理」~【生産管理】~「出荷管理(受注管理)」~「売掛管理」とした、統合業務システムとしての活用
・会計システムのデータも活用して、各製品(ロット)、工程ごとの精度の高い実績原価計算
・工程ごとの仕掛品在庫数および金額の算出
・既存の受注管理システムとの連携

画面と出力帳票の例

工程別ガントチャート
作業指示書
月次生産計画表
工程表
部品表
部品表(ツリー構造)
発注
梱包