好きな映画2
代表のタニムラです。
今回のお題は「好きな映画」です。
好きな映画、いっぱいあるんでとても迷いますね。
少し話がそれますが、もともと
「映画はレンタルで借りて観ればいい」
という考えで、映画館にはごくたまにしか行きませんでした。
それが22か23歳の頃、近所にいわゆる「シネコン」ができ、それから1人でも観に行くようになりました。
今はそれほど頻繁に行くわけではないですが、映画館に行くこと自体が楽しいですね。
さて「好きな映画」ですが、いくつかの切り口で考えてみました。
ビデオ、DVD、ブルーレイで見返した回数が最も多い映画。
劇場に足を運んだ回数が最も多い映画。
泣ける映画。笑える映画。などなど。
そこで
「(作品名は知っていても)おそらく観たことがない方がほとんどであろう、人にすすめたくなる映画」
の切り口から紹介しようと思います。
約80年前、1946年の映画で「素晴らしき哉、人生!」(原題:It’s a Wonderful Life)
「至誠通天」を絵に描いたようなストーリーが好きです。
主人公は、クリスマスイブに、あること(金銭)から絶望し自殺を考えてしまう。
それを助けた出来の悪い天使(オッサン)は、主人公に、もし主人公がいなかった場合の世界を見せる。
自分のいない世界では、ある人は獄中に。ある人は若くして亡くなっていたりと悲しい有様。
それを見て、主人公は自分の人生が素晴らしいものだったと気づき、感謝の言葉を叫びながらイブの街へ駆け出す。
家に戻ると「君が困っていると聞いた。理由なんかどうでもいい」と駆けつけ、なけなしのお金を置いていく大勢の人々。
(周囲にそこまでさせる主人公の生き様も作品内でしっかり描かれています)
バーの主人なんかは「ジュークボックスを壊してきた」と小銭を差し出す。
気づくと、オッサン天使からのメッセージが残されていた。
「友ある者は、敗残者ではない」
この記事を書くために、久々に観返したんですが、ラスト5分を何度も再生しなおしました。
Wikipediaのこの映画の記事を見ると、主人公含め3人のシーンの画像が掲載されていますが
これがまさにラストシーンで、3人それぞれの表情が、それぞれの心情をしっかりと表していてすごいなと思います。
この映画が永く人気がある理由は、人々が考える
「世界はこうあってほしい」
という世界が描かれているからではないでしょうか。
興味を持たれたら、ぜひ観てください。
ですが、同じタイトルの映画、ドラマもあるのでご注意を。