続けてきたこと2

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2番手のバトンを受け取りました、エノモトです。

暖かい日差しが続くようになり冬の終わりを感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。この時期は、花々の蕾が膨んでいるのをみかけると喜ばしく思います。

もうすぐ春がきますね。

別れの季節と称される春ですが今回のお題は「続けてきたこと」とのことで、侘しさを感じない素敵なお題でとても好ましいです。

「続ける」なため、特に期間の指定はないのですが、折角なので私にとって一番長く続けてきた「絵を描くこと」について語らせていただきます。

私にとって絵を描くことは、胸を張って続いている唯一の趣味といえます。

とはいっても、趣味の絵を月に1枚描きあげられるかどうかしか向き合えてはいません。描くのが嫌なわけではありませんが、他に優先したく思える楽しいことを見つけると後回しにしてしまいがちでした。

それこそ、体調が悪いなどのどうしようもない理由がなくても、気が付くと半年描いてないなんてことも度々ありました。

そもそも小さい頃は絵を描くことが嫌いでした。思うように線が引けなくて笑われてから嫌いになりました。

そんな絵をずっと続けることができているのは、小学校6年生時の担任の先生のおかげです。

当時に「学校のなかのすきな風景を描こう」といった図工の授業がありました。笑われるのが嫌で友達の誘いも断って、校舎の隅で窓から見える外を描いていました。

そこに見回りとして担任の先生がやってきました。

あまり見られたくなくて「困ったことある?」などの質問に冷たく「ないです」と答えていた記憶があります。

絵を見られることから逃げられなくて俯いていたら、想定した言葉と違うものが降ってきました。

「エノモトさんはずっと絵を描き続けてね」

この後のことは覚えてはいませんが、この言葉だけはずっと覚えています。

自分は美術の教員免許を持っているのですが、それもこの言葉から逸れないためにとったものでした。

私にとっての「人生を変えた言葉」でした。

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