好きなCM2
前回までとは順番が変わりまして、バトンをいただきました2番手のエノモトです。
三回目のお題は「好きなCM」です。
CM自体は、凝ったものも多く、個性があって楽しくて好んではいるのですが、最近はテレビ番組を見る機会があまりありませんでした。
そのためお題が「好きなCM」となったと知り、なるべくCMを見るためテレビを見るようにしたところ、ずっと続いているテレビCMのシリーズをみかけて懐かしい気持ちになりました。
一方で、同じ会社さんでも商品によってガラリと演出が変わるものも好きです。
今回、私が紹介させていただく「好きなCM」はその中でも一等に好きな物を書かせていただきます。
間引かれたヒノキを用いた木のスマホ『TOUCH WOOD SH-08C』。ドコモさんのCMです。
当時のCMと同じ長さが残っていなかったため、メイキングを含めたフルサイズのものを引用いたします。
※クリックでYOUTUBEに飛びます 森の木琴『TOUCH WOOD SH-08C』
当時のCMはこちらの最後の方15秒を切り抜いたものだったかと・・・
きれいな木琴の音が聞こえると、宿題をしていた手を止めて、CMが終わるまで目を逸らさなかったことをよく覚えています。
本当に木琴の音がきれいで、「あのスマホが欲しい」と心から願うほど魅力的でした。
残念ながら、発売延期や携帯会社が違うこともあり叶いはしませんでした。
個人の考えですが、CMは大きく分けて二つに分けられると思っています。
一つ目は「商品を使用してアピールするもの」。
人がその製品を持っていたり、ストーリーの中に出てくるものが当てはまります。
二つ目は「商品の詳細」。
商品の一部の強みを特に推しているもので、最初の5秒程は何のCMかわからないものが当てはまります。
この「木のスマホ」は二つ目に該当しますね。
最初に「これは何だろう」と考えさせて最後まで見てもらおうという作戦だと思うのですが、それにまんまと嵌ってしまうほど綺麗なCMです。
自分がもしも同じ商品のCMのアイデア案を考えても、木琴のアイデアは出ないと思います。
きっと「木のスマホだから手触りがいい!」や「デザインが他と違って個性がある!」を推していたことでしょう。
もちろん、上記の二点とも重要なアピールポイントであることは間違いないです。
ただ、どちらも別に「木」であることに興味のない人には重要でないことです。
木琴の凄いことは、「木」に興味がない人でも「音がきれい」と感じる人を惹きこめてしまうことでしょう。
また、「木琴」自体は直接このスマホに関係ないことです。スマホを手に入れたからといって、「木琴」は手に入りませんから。
それでもこのスマホを手に入れた人は、それに対して嘆くことはないと思います。
うまく言えませんが、アピールポイントになるのに手に入らなくても満たされるものって本当に少ないと思います。
このCMはそんな希少な中の一つで、だからこそ「好きなCM」です。