頼りになる推薦図書5
カヤハラです。
東海地方や関東甲信地方が梅雨入りしました。今日の愛知県の最高気温は27℃とのことで今は雨も降っていないので涼しくて快適です。通勤途中にアジサイも咲いていました。ころんと丸い形がなんとも可愛いですよね。ちょうど見頃なので今のうちに紫とピンクのグラデーションをめいっぱい楽しみたいです!
今回のお題は「頼りになる推薦図書」ですね。私からはウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつをおすすめしたいと思います。
動物行動学…学問の名前がつくと途端に難しく感じる人もいると思うのですが、この本は表現が柔らかくとても読みやすく、とっつきやすい印象です。中学生くらいからなら楽しく読めると思います。SNSなどでも話題になりサイエンス部門の本としては異例のヒットをしたそうです。そのおかげでなんとなく寄った本屋さんで、なんとなく私の目に留まり、なんとなく買って読み始めることができました。
でもまだ読み切れてはいないんです。ページ数が多くてちょっとした辞書くらいの厚みがあります。ただ興味がある章ごとに読んでも楽しめるので、隙間時間にコツコツと読んでいます。昆虫や魚などの小さな生き物から小型哺乳類のネズミ、大型哺乳類のゾウ、最後にヒトに近い哺乳類の霊長類という構成です。
最近はネズミの章を読んでいるのですが、そこで「互恵的利他主義」という言葉を知りました。ネズミの章での話ですが、人間にあてはめてすごーく平たく言うと「親切な人にはそうでない人よりも親切にしたくなる」という一見ごく当たり前なことを指します。ネズミさんもそうなんです。意地悪なネズミよりも自分に親切にしてくれたネズミをちゃんと覚えていて助けるそうなんです。生存戦略として「そのほうがまた自分を助けてくれる可能性があるため」という説明があるのですが、それは外側から人間が観察してつけた理由のようにも思います。
(ちなみにこの「親切の循環とその見返りを込みの状態」を「互恵的利他」と表現するようです。)
果たしてネズミさんたちはどこまで「考えて」いて、どんな「心」を持っているのでしょうか?そして私たち人間はどこまでが「自分の考えや心」に基づいて行動し、どこまでが「進化の過程で得てきた生存戦略」からの行動なのでしょうか?
この本は他にも大きさにかかわらず様々な動物たちが「人間味のある行動」をとっていることを教えてくれます。
色々と考えさせられ、読む章や読む人によって考えの内容も変わってくるので、その点においても非常に興味深い本だと思います。
身近な人と感想を共有することで「そんな考え方の切り口があったんだ!」って気づきがあるのも面白いですよね。

