雪3

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バトンを引継ぎました、3番手のエノモトです。

年末年始特有の慌ただしさがようやく静まり、変わらぬ日常がやってきた今日この頃ですね。

今年は、新年を祝福するかのように牡丹雪が舞っていました。

名古屋では雪は降っても、粉雪やみぞれぐらいです。あんなにも存在感のある雪は久しぶりで、つい用もないのに窓の外へと向かってしまうほどです。

そんな時期にもあった「雪」が2回目のお題です。

雪自体は綺麗で好んでいるのですが、身近な環境では雪だるまは作れても膝くらいかな程度で、恥ずかしながら雪合戦やスノースポーツ等の経験もありません。

そのため、今回は趣向を凝らして童話「雪の女王」について書きたいと思います。

「雪の女王」は、「人魚姫」や「みにくいアヒルの子」等と同じアンデルセン童話なのですが、絵本等もあまりないため、聞きなじみがない方も多くいるのではないでしょうか。

実は私も絵本で読んだのではなく、青空文庫で初めて知りましたし、それまで聞いたこともありませんでした。

ただ、今ですと「雪の女王」の単語のつながりで「アナと雪の女王」が連想されますね。それもそのはずで、元となった作品ではあるのですが、「ラプンツェル」の様に内容はさほど重ならないものです。

「雪の女王」の大まかなストーリーの流れは以下の通りです。

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花を見て美しいと感じ、絵本が好きな少年の心臓に、物事を歪に認識させる鏡の破片が刺さってしまいました。

その結果、少年は花を見ると虫がついてるかもだし茎のねじれが歪に思え、絵本など子供が読む馬鹿げたものであると捉え方が変わっていき、しまいには大切な少女の事も遠ざけてしまいます。

そして思考が冷たくなった少年は、雪の女王に攫われてしまいます。

紆余曲折を経て、少女が少年の凍てついた心を融かすと、少年は元の純真な心に戻り少女といつまでも幸せに暮らしました。

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正直なことを言いますと、この童話を知った当時はこのお話が好きではありませんでした。

雪の女王は少年を攫いはしたものの、少女と敵対するでもなく目的がよくわかりません。

また、童話は教訓が隠されていることが多くあります。けれども当時の自分は、この童話からはそれを感じることができず「よかったね」ぐらいの感想しか持てませんでした。

けれども、このブログを書くにあたって、改めて現在の感性で読み直してみると、それとは違う答えが出てきました。

個人の見解ですが、少年は「大人になってしまった自分」なのではと感じます。

人は初めて見るものは特に素敵に思えるものです。

そして慣れは形骸化していくものです。それが悪いことであるとは言いませんが、例を挙げると特に「花」や「雪」には顕著に表れていると考えました。

花弁が舞えば追いかけて捕まえていたのに対し、掃除の事を考える。

白雪が積もるのを待ちわびていたのに対し、明日の事を心配する。

きっと、【「あの時の心」を持ち続けてほしい】が隠されたメッセージなのでしょう。

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